風日誌

今日１日暇だったので夢喰見聞を一日読み漁っていたのですが（まぁ、４～９＋妄鏡堂ですがね）、あれ本当に面白いよ。
どうしよう、右側の部分はじっこから見聞に変えようかなぁ……。

なんかちょっと感想文が狂ってるので、読みたくない人はスルーして下さい。

なんというか、夢喰見聞はおいしいと思います（何が？
なんか心の空腹感を満たしてくれるというか、逆に虚無感で満たしてくれるというか。
なんつーか、本当においしいよ、この漫画。
いやもう、黒い妄想しなくてもこの漫画が代弁してくれてる感じ。
千寿の過去が出てくるときなんて、毎回心の奥の何かが悶えるんだ。
むしろ、これに満足できなくなったときに、次は何に手を出すのかってくらいゾクゾクするよ……。

個人的には月白の作ってる苗床も気になるね。
今のこの精神状態だったら、苗床のお世話する人やってもいいくらい。
いや、絶対月白とは結婚したくないけどね（笑顔）
千寿の過去もゾクゾクしたんだけど、月白が拾った子の話のときも同じくらいゾクゾクしたんだよね。
やっと誰かに必要とされてもらったと思ったら、ただ悪夢の苗床として必要だっただけっていう。
しかも自分の悪夢で壊れちゃってるんだよ。クスクス。
獏にとって悪夢はすごい美味しいらしいけど、正直傍観者の立場では、登場人物全員の過去や行動そのものが全て美味しい。
正直、蛭孤（千歳）の次くらいに月白の自爆体質は美味しかった（笑）

なんというか最後までよかった。
このまま人間として千歳が生きるのかなと思わせといて、実は千歳死んでるとかね。
消えてっちゃうとか、さ……。
シマはシマで実は扉とか……美味しいよね。
妄鏡堂の方でその後が書いてあったけど、『なんの疑問も持たずに』妄鏡堂の世話をしてるんだって……クスクス。
ああ、でも一番おもしろそうな『その後』は、ほっとくと一二三が喫茶店のチェーン展開を始めるらしいっていう……。
なんというか、仕舞いの終いまで本当に美味しいね、この漫画は。

うん。なんかおいしいの使い方間違ってる気がするけど、本当においしいとしか言いようがないんだ。
なにはともあれ、ごちそうさまでした。